コラム 女性の起業

妊娠出産、スマフォは私と社会を繋ぐ窓だった。

大学卒業後、会社員として11年間平成OLをしていた私は、妊娠した子供が双子だったことをきっかけに退職しました。

妊娠出産時代にインスタグラムと出会い、そしてアメブロと出会い、双子妊娠、赤ちゃんの育児を乗り切ったお話です。

妊娠中の不安な時も、赤ちゃんの泣き声が本当に聴こえるのか幻聴なのか分からなくなって泣きそうだった時も、スマフォの窓からかすかに繋がる社会は、私のなくなりそうなアイデンティティを繋ぎ止めてくれるものでした。

双子妊娠でInstagramデビュー

2016年1月。

妊娠が発覚したのは妊娠検査薬でした。そしてその赤ちゃんが双子だと分かったのは婦人科でした。

先生から「双子です」と告げられた時、私も旦那も頭が真っ白になり

喜びより先に驚きと不安が襲ってきてしまい

「喜んでくださいね」と先生に言われてしまったこと、今告白します。

ごめんよ子供達。

妊娠と同時に始まったつわりと共に多くの不安要素が襲ってきました

  • 階段2階のアパートからどうやって1人で赤ちゃん2人を外に連れ出すのか?
  • 1人の赤ちゃんを出産するのだって未知なのに、2人の赤ちゃんを出産までできるのか?
  • 産んだ後、どうやって授乳するのか?
  • 1人で2人の赤ちゃんの育児が出来るものなのか?

周りに相談出来る双子ママの先輩はいません。

親に相談しても

「大丈夫だよ!なんとかなる」というエビデンスの無い励ましの言葉。

そんな中、NHKの朝イチを見ていたら

時代は#検索!

という特集をしていて、その中でインスタグラムのハッシュタグ検索を紹介していました。

インスタグラムって写真加工アプリじゃなくてSNSだったんだ!

というレベルのWebリテラシーの私。

すぐにインスタグラムのアプリを開きハッシュタグに

#双子育児

と入れました。

そこから始まった私のハッシュタグ検索。

知りたかったニッチな情報がそこにありました。

最初は調べるだけの使い方が

次第にコメントしたりフォローしたり、交流することが始まりました。

でもまだその時点では自分を発信する気なんて

さらさらありません。

心配性妊婦の神棚とアメブロ

妊娠してからの私はというと、今までの無鉄砲で自由な生き方とは反し、

極度の心配性になってしまいました。

  • 無事に産まれるのか?
  • 自分のお腹が膨らみすぎて脚も見えなくなって、どうなってしまうのか?
  • 途中で入院にならないか?

家に安産のお札を神棚もどきの場所に飾り、

毎朝無事の出産を祈っていました。

そしてその頃アメブロ読者デビューをしました。

同時期に妊娠している釈由美子さんのブログを毎日読んで、勇気づけられたり、

既に双子出産をされて、双子込みの合計4人の子育てをされている東原亜希さんのブログで自分の悩みの小ささを思い知り

OURHOMEのEMIさんのオシャレ双子育児に憧れたり(アメブロ以外のブログだったと思います)

著名人のブログを読むのは生まれて初めて。

新しい世界との出会いでした。

赤ちゃん育児の壮絶な日々

双子が産まれてから、1年間の記憶があまりありません。

毎日ただ「同時に泣かないで!」

とだけ願っていました。

1人になりたい、時間が欲しい

なんて思う事すら無いほどの、育児以外の時間はありませんでした。

幸いにも、旦那も両親、姉もとても協力的でいつも私の育児を助けてくれました。

それでも日中、2人の赤ちゃんが泣き続けている時

片方を抱っこしながら、もう片方に、ごめんねごめんね、あとで抱っこするねって

話しかけてると

自分だけが社会から取り残された場所にいるような感覚になりました。

どうしたら良いか分からずで泣けてくる時は

赤ちゃんを抱っこしながらスマフォ片手に

同じくらいの双子赤ちゃんを育てているママのインスタを見て、

コメントし合って励まし合い、

1歳双子ママ、2歳双子ママのアカウントを見て

1年後は、2年後は少し楽になれると

励まされていました。

社会と繋ぐ唯一の窓はスマフォ

子供が1歳になっても、2歳になっても、育児が100パーセントの日々は変わりませんでしたが、少しずつ我が子の可愛さを感じられる様になりました。

インスタグラムに双子の成長記録をしていたので

日常のキレイな部分を切り取ってそれをSNSに上げ、コメントで交流する楽しさを知りました。

専業主婦だった私にとって、社会と自分を繋ぐのはスマートフォンの画面だけだったのです。

Webでの出会いからリアルな友人へ

インスタグラムで双子ママ達と交流する中で、名古屋エリアの双子ママ達とリアル双子会を開催するようになりました。

双子の赤ちゃんを連れてのお出かけは、おむつ替えも車の乗り降りも大変なので、双子ママ同士だとお互い様の意識が大きく誘いやすかったのもあります。

その中でも特に仲良くなった2組とは、家族ぐるみで旅行に行ったり、子供が8歳になった今でもよく遊ぶお友達です。

私は誰の窓になれる?あなたは誰の窓になりたい?

私がWebの素晴らしさを、SNSのありがたさを知ったのは確実に妊娠、出産のおかげです。

それまでは、むしろWeb上のつながりに良い印象が無く、「自分はやらないけどね」スタンスで生きていました。

インスタグラムのつながりがなければ、
いろんな人のブログを読んでいなかったら
私はあんなに楽しい未就園児の子育てはできなかったと思います。

あの時代は私と子供達は人生の中でも最高の蜜月を過ごせたと思っています。

私は、スマフォの窓を覗いて、

悩みを解決したいと思っている、不安を解消したいと思っている、誰かとわかり合いたいと思ってる

気持ちが分かります。

だから今度は私が誰かの窓の向こう側になっていたい。そう思って発信しています。

このコラムを読んでくださったあなたは、起業したいと思っている、もしくは起業している方かなと思います。

あなたは誰の窓になりたいですか?

よかったら私に教えて下さい。公式LINEから気軽にメールくださいね。

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